コンクリートポンプ車を使った仕事は、ダイナミックでとても見栄えがします。
華やかな打設の時間が終わったあとには、地道な片付け作業が待っています。
なかでも、コンクリートを送り出していた長いパイプの掃除はなかなかの重労働でした。
ドロドロの重い中身が詰まった配管は、人の力で持ち上げるだけでも体力を消耗します。
「少しでも楽に、安全に作業を終える方法はないだろうか」
そんな職人たちのリアルな悩みを解決したのが、「バルブレスパイプ」という最新の装備です。
これは、ボタン一つの簡単な操作で配管のなかに空気を一気に送り込めるシステム。
空気の強い圧力によって、パイプのなかに残ったコンクリートをポンッと外へ押し出します。ストローのなかに残ったジュースを、息で一気に吹き飛ばすようなイメージ。
中身が綺麗に空っぽになった配管は、職人がびっくりするほど軽くなります。
これなら片付けの負担がグッと減り、次の現場への移動もスムーズになるでしょう。
さらに、現場でどうしても余ってしまったコンクリートの処理にも秘密兵器があります。
「残コンバスター」という、現場で混ぜ合わせる画期的な瞬間処理剤。
これをドロドロの残ったコンクリートに投入すると、不思議な現象が起こります。なんと、わずか3分という短時間で、サラサラの砂と砂利の姿に戻ってしまうのです。
ドロドロした有害な塊のまま運ぶ必要がなくなり、処理に困ることもなくなりました。現代のコンクリートポンプ車の扱い方は、決して力任せの仕事ではありません。
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