建物を作るうえで欠かせない素材、それがコンクリートです。
実際に現場でそのコンクリートを正確に、狙った場所へ打ち込む作業が、コンクリート圧送工の仕事です。
コンクリート圧送は、生コン車から受け取ったコンクリートをポンプ車で圧力をかけ、型枠内へ送り込む専門作業のこと。
手作業では到底届かない高所や、橋脚の内部、山の斜面などにも、自在にコンクリートを送り出せます。
まさに「建物を内側から支える職人」です。
使用するのはコンクリートポンプ車。
巨大なアームを伸ばして、ホースの先からコンクリートを送り出す姿は迫力そのもの。
一見地味な作業に思えるかもしれませんが、技術と感覚がものを言う世界。
「流しすぎれば型が壊れ、足りなければ仕上がりが悪くなる」
だからこそ、経験を積むほど面白く、奥深い仕事です。
深谷圧送有限会社では、最新技術も積極的に導入しています。
例えば、モレステ(モルタルレステクノロジー)。
従来500リットルも必要だった先行剤をわずか16リットルに抑え、無駄を大幅カット。
さらに残コンバスターを使えば、残ったコンクリートをわずか3分で砂と砂利に分解。
環境にも優しい“次世代の圧送技術”を実現しています。
「力仕事だけじゃない。頭を使う現場」
それが、今のコンクリート圧送工です。
現場は学校、体育館、橋梁、河川など多岐にわたります。
白河市を中心に、福島県南から栃木方面まで幅広く活躍中。
一つひとつの打設が、地域の街づくりにつながる、そんな誇りを持てる仕事です。